三月も半ばを過ぎて
もう桜の季節。
これは去年の写真ですが、こんな景色ももうすぐそこですね。騒々しい人間界を他所に、春はあったかく、ちゃんとやってきてくれているんだなぁ。
心配な情報や環境に、知らない間に眉間にしわが寄っている時間が長くなり。
笑うことさえ少なくなりそうな時にこそ、音楽の力を。
久しぶりにモーツァルトをかけたら、なんだか胸がすうっとするような気持ちになりました。
大好きなバレンボイムとアルゲリッチによる二台のピアノのためのソナタ k.488や、交響曲第36番リンツなどなど。
モーツァルトの音楽の不思議な魅力、、なんというか私は「次々となにかが晴れていく」ような独特な清々しさを感じるのが好きで、それがとても心地よくて、まさに幕開けとなっているオペラの序曲集もよく聴きます。
それから、革命を生き抜いたショスタコーヴィチの交響曲もパワーチャージの源。オススメです。ロシアの音楽からは根底にあるものすごいエネルギーを感じられることも魅力の一つだと思います。叙情的なラフマニノフやキャッチーでいて入り組んだプロコフィエフも大好き………
…こうやって好きな音楽のことを思っているだけで、一瞬その世界にワープできちゃう。
ほんとうは皆さんと演奏をとおしてこういうひと時を共有したいのですが、、いまはそれが出来ないもどかしさをきっと全演奏家が抱えていると思います。
でもいつかいろんなものが晴れる日を願って。音楽はいつでも変わらず私たちのそばに在ってくれるので、その時が来るのを心待ちにしています。
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